私、五十嵐が実際に生徒としてレッスンを申し込み、レッスンをしてもらった内容をレポートしていきます。
レッスン内容
今回は、ヘラブナ釣り! レッスンはこちら https://www.tsuri-coach.com/lessons/78
コーチの黒澤さんはインストラクターもされてるプロ! 27歳のイケメンコーチですが、ヘラブナ釣り歴20年のベテランさん。 トーナメント出場経験もある凄腕コーチです。
それでは実際に申し込んでからの流れを紹介します。
まずは [初心者のためのヘラブナ釣りレッスン!](https://www.tsuri-coach.com/lessons/78)にアクセス。
予約のやり取り
[予約/質問する]からコーチにスケジュールの相談から始めます。
こんな感じで日程を相談します。 日程が決まった時点で、レッスンページから予約をして、生徒はクレジットカードでレッスン料金を支払いをします。 ※この時点ではクレジットカードに仮の支払いが登録された状態です。レッスン当日にレッスン開始したら支払いが確定されます。
今回は道具も貸していただき、本格的なヘラブナ釣りの道具でレッスンを受けさせていただくことに! ワクワクが止まりません。
レッスン前日、コーチから天気の相談が。
予約時点では天気予報は晴れだったのですが、前日ちょっと怪しい天気になってきました。 コーチから予定通りのレッスンにするか、延期もふくめて相談いただきました。
※つりコーチのルールとして、レッスン開始24時間前までは生徒側から予約のキャンセルをすることができます。24時間以内になるとキャンセル料金として50%いただくことになっています。また、コーチ側からのキャンセルは24時間以内でもキャンセル料は発生しません。
悪天候で無理して釣りをしても危険なだけでいいことはありません。コーチと相談して早めにレッスンをキャンセルして別日程で申し込むなどするのがおすすめです。
さて、私の判断で雨はそれほど降らなそうと判断して、予約通りにレッスンすることに。
当日
現地に到着して車を降りたところ、すぐにコーチと合流。
特に生徒は集合場所が初めての場所であったり、遠くから来たりすることもあるでしょうから時間は早めに到着するようにして、遅れそうな場合は少しでも早くコーチに連絡をしておきましょう。
また、レッスンの前日、当日は頻繁につりコーチのメッセージ通知のメールが届いていないかを確認しておくことをおすすめします。
コーチと合流し、先にコンビニに飲み物を買いにいきつつ、今回のレッスンの流れをさらっと教えてもらいます。
私自身へらぶな釣りが完全に初めてなので何から何までわかっていません。
釣り堀の事務所にはいり、コーチが釣り堀のオーナーに今日レッスンをすること、レッスン前に事務所を使わせていただくことの許可取りまでしていただきました。
さあ、レッスン開始です! まずは事務所で今日のレッスンとへらぶな釣りに関しての説明をしてもらいました。
普段は近所の川で鯉とナマズ釣りをひたすらやっているので、すべての釣りは鯉とナマズで例えて考えてしまいます。
ヘラブナ釣りで「宙釣り(ちゅうづり)」は聞いたことがあります。鯉では私はあまりしないですね。
今回は「底釣り(そこづり)」をしてみるとのこと。 鯉釣りではほとんど底釣りをするので、同じことなのか聞いてみると、どうやらちょっと違うようです。 鯉の場合は、重りが底にべたったとつく、「重りべた」という状態が多いですが、へらぶな釣りでは針がちょうど底につくようにするとのこと。
ん?そんなことは現実的にできるのか?重りべたは重りが底についてるだけだからシンプルだけど、針がちょうどそこにつくって相当バランス取れていないと厳しくないか???なんて、気になったことはすぐ質問するスタイル。
そんななんでも知りたがりな私の好奇心をコーチは理論だった内容で丁寧にわかりやすく説明してくれてヘラブナ初心者の私にもすんなり理解できるようにしてくれます。
浅い深さでする釣りを「カッツケ」というらしく、どうやらこれは多くの釣り堀で禁止されている釣り方だそう。 ニジマスの管釣りは何度か言っているのでそれぞれの釣り堀でのルールやレギュレーションがあることは理解していましたが、ヘラブナ釣りには深さにまでルールがあるとはおもっても見ませんでした。
これは釣り堀なら簡単そうだから初めてでもなんとかなるだろう?と考えて、一人で釣りに行ったらなかなかビビって早々に退散してしまいそうな気がしてならないです。
池の前へ
さて、それでは外に出て釣り堀の池で実際に釣りを始めます。
今回はコーチが道具も餌もすべて用意いただいたので、私は本当に何も持たずに、携帯と財布だけで来ています。
へらぶな釣りに使う、すのこ?や座布団?万力や竿立ても道具の説明をしながらセットアップもしてもらいます。 仕掛けもコーチ自作のすごく丁寧できれいなものを用意してくれました。
ここでプロの棚取りを超丁寧に見せてくれます。 私は鯉のウキ釣りのときはタナ取りをしますが、詳しくわかっていなくて超テキトウにしてしまっています。
竿の振り込み方、糸の水へのなじませ方、針に棚取り用の粘土?をつけてとってもスマートにタナ取りをすすめていきます。 巻いてある板オモリを少しずつ切って調整していく中で、さんざん質問しまくっても嫌な顔ひとつせずにとても丁寧に回答してくれるコーチ。
ただ、タナ取りをしていくだけでなく、実際に私に竿を渡して振り込ませてウキが水面からどれくらいでているか、ちょっと右に移動してどうなるか、左に移動したらどうかなど見つつ、その違いはなぜか?といったことを質疑応答しながら頭も使わせながら私のレベルアップをさせてくれます。
もう、棚取りをこんなに丁寧に教えてもらっただけで十分に元を取った感いっぱいです。 そう、まだ釣りははじまってもいないのに。
実釣!
もう棚取りだけでも満足している私の目の前で、コーチがこうやってこうやると、ほら!と1分くらいでヘラブナを釣って見せてくれます。
あれ?
「ヘラブナってこんなにイージーなの?」「ニジマスの餌釣りみたいなもんなの?」
自分の経験したことがある釣りは、自然が相手だからおもったように行かないものだとおもっていたのに、コーチは言ったとおりにちゃんとヘラブナが釣れる。まじかー。なんだこりゃ!?
今度は私に竿を渡しくれて、ウキの動きの説明してくれます。 普段ウキがほとんど動かない釣りをしている私にとって、ウキが動いたらすぐに合わせてしまいます。
しかし、それでは釣れない。「短くて鋭い当たり」がヘラブナの当たりであると教えてもらい、私が握った竿をコーチも支えてくれて、実際に一緒に合わせてくれます。
手に伝わる感触で「こういうことか!」ってことを体感させてもらいます。
その後は、短くて鋭い当たり以外を頑張ってスルーして合わせてフィッシュON! へらぶな釣りすげー楽しい〜
ウキのちょっとした動きやメモリの指す位置での餌の状態や魚の状態を読む方法や、当たりが減ってきたときの意味や糸の張り具合の調整などめちゃくちゃためになる知識を惜しげなく教えてもらい、感激の連続が続く。
人に教えてもらうことの価値
ヘラブナ釣りのルールから理論、丁寧な棚取り、餌の仕組み、手取り足取り当たりの感触まで掴ませてもらい、へらぶな釣りを堪能することは出来たけど、逆に不安になる。
この知識、理解のレベルまで独学やYoutubeをどんなにみても、数年で到達できる気がしない。。。。
私自身、鯉釣り、ナマズ釣りはネットでの独学で4,5年やり続けて、月に1匹も釣れなかったり、ナマズ釣りに1日2回を週5日通ったりしているが、すでにヘラブナ釣りの方が理論が噛み砕けている。
実際に人に教えてもらったほうが早いなんてことは百も承知だけど、ここまで密度濃く知識と経験を得ることができるとは!って感じ。
つりコーチすげーな!って。我ながら。
ちなみに、私自身は「釣れない=つまらない」ではなく、釣れなかったら釣れなかったでそれなりに釣りを楽しめてます。
なぜ釣れなかったのか、何が悪かったのか、仕掛けの糸の太さなのか、針への餌の付け方か、ポイントでの過ごし方か、川の流れの見極め方か、増水具合なのか、気温・水温なのか、餌自体なのか。。。。。
いろんなパラメーターがたくさんあるので1つ1ついじってみて試すけど、前回とは気温も風も川の流れも変わってるから同じ条件でテストが全然できない。私はそもそもプログラマなのでプログラムが意図しない動きがあったときに、1つ1つ潰していきながら起きる可能性が高いものから試していくが、これを釣りですることがなかなか難しい。
だから正解に近づくのにめちゃくちゃ時間がかかる。
そういう、地道に自分で正解を探すのも釣りの一つの楽しみではあるが、みんながそんなトライエラーを楽しめるのかというとそうではないと思う。自分の場合はたぶん職業病みたいなもの。
まずは釣りを楽しむためには、釣れないと楽しめないだろう。 そして1匹目が釣れたら、次は理論。自分の中で「こうすれば釣れるはず」と信じれるものができれば多少釣れないときがあっても続けることができる。
それを自分やネットの情報、書籍で得ることができるかというと現実的ではないと私は思う。
ショップで道具は選んでもらえるが、どこで釣りをすればいいかもわからない。 そんなときに、今回のレッスンのように超丁寧にマンツーマンレッスンで釣りを教えてもらえたら、その人に取っての釣りの価値は大きく変わる。
そう思えるのも黒澤コーチの教え方が超絶うまいということもある。 話し方は丁寧、所作はとっても美しい、質問したら的確な理論とともに説明してくれるので自分の中に蓄積できるノウハウとして受け取ることができる。
バス釣りや海釣りメインで、ヘラブナなんておじいちゃんがするものだろう?っておもってる人こそ、ぜひ1度黒澤コーチのレッスンを受けてみることをおすすめします。ヘラブナは冬も釣りが成立するので1年中、釣りをたのしめること間違いなし。。
「絶対釣らせることができる!」
ここからはレッスンのレポートではないです。 つりコーチで考えてることをコーチにいろいろぶつけてみました。
私自身は釣り歴5年くらいで釣りが全然うまくありません。
コーチに聞いてみたところ、普段マンツーマンレッスンはあまりしていないとのこと。 インストラクターとして指導するときも複数人に対して同時だったり、一人一人少しずつ見たりが通常で、今回のレッスンのように1動作ごとにアドバイスをいただくようなことはしていないらしく、より今回のレッスンが貴重であることを確認。
プロとして釣りを生業にしている方にとって、私がつりコーチで実現したいこと、考えていることが敵対する部分があったりするんじゃないかとおもっていた。
プロの方にとって自分たちの「釣りを教える」という商売をノンプロが手を出すことや、商売の邪魔だと考える人もいるのではないかと考えていたから。
ところが、黒澤コーチはそんな小さいレベルのことではなく、もっと大きな釣りの未来と自分自身でどう釣りに貢献していくかを考え、実行しているとのことだった。その内容を私がここで書いてしまうのはちょっと違う気もするので控えるが、やはりプロは考えることのスケールが違う。
私はITサービスを作る側面や、釣り歴が浅い素人の立場、釣りに詳しくないからこその立場を生かして、釣りの未来、未来の釣りを考えて守っていきたいと考えているが、釣り業界の中の人としてすでに活動をされている方はより実践的で具体的なことを進めている。
つりコーチで私が少し気にしている「レッスンで釣らせることができるのか?」という部分について怒られるかもしれないと思いながらも質問してみた。他の釣り人にも同じことを相談して、みんな「正直難しいよね」という意見をもらうことがおおい。生徒としての私はそのとき釣れなくても自分でトライエラーしていたら数年かかるノウハウを得られるんだから別によくないか?と思うが、みんながみんなそうではない。
特に初心者相手のレッスンの場合は、できればその場で釣らせてあげたい。でも、釣りに確実はない。だからコーチが「できれば釣らせたいけどわからないよね」というのはとても正直で誠実だと思う。
でも、黒澤コーチは「僕は絶対釣らせることができる」と即答した。「お金をもらって指導するからには絶対に釣らせる」と。
釣り堀で魚がいる状況であれば、他のベテランでさえも2匹しか釣れないような状況でも絶対に釣らせることができる。 野釣りはそうはいかないけど、釣り堀であれば、と条件付きであれ、自信をもってそう言う姿は猛烈に眩しい。
これがプロなのか!
今回のレッスンの最大の収穫はその言葉を聞けたことだったかもしれない。 ヘラブナ釣りは楽しかったし、コーチの指導はとってもうまくて楽しめたけど、それ以上にプロの考え方に触れることができてつりコーチの考えてる方向がおかしくないことを確認出来たことで先に進めそうだ。
こんな人は是非レッスンを受けてみて
・全くの初心者だけど釣りをしてみたい ・他の釣りはしてるけど、ヘラブナ釣りは初めて ・ヘラブナ釣りをしているけどわからないことがある ・ヘラブナ釣りでトーナメントに出たい ・ヘラブナ釣りでトーナメントで勝ちたい ・他の釣りのコーチをしてるけど、どういう教え方をするか気になる
ヘラブナ釣りそのものだけでなく、教え方や高い意識に触れることで自分にとっての釣りの捉え方や楽しみ方への大きな刺激にもなります。
ぜひ、黒澤コーチのレッスンを受けてみてください。
レッスンはこちら https://www.tsuri-coach.com/lessons/78 www.tsuri-coach.com