なぜゴミ拾いでコーチランクアップ?

ゴミ拾いでコーチのランクアップをする理由は、そのコーチが釣りの未来に貢献しているからです。

釣り場のゴミ問題はとても大きく、それによってその場所が釣り禁止になることはとても多くあります。 そういったことを防ぐためにも、ゴミ拾いをすることは釣り場を守ることになります。

「釣りをするところでゴミを捨ててはいけません。ゴミは持ち帰りましょう」ということは誰でも知っています。 それでも釣り場にゴミがあるのは、いくつかの理由があります。

  • 手が汚れるのが嫌で捨てた
  • ゴミを持ち帰るのが面倒だから捨てた など捨てようとして捨てたというケースと

もう一つは

  • ゴミを捨てるつもりはなかったが風で飛ばされて回収できなかった
  • 届かないところにルアーや糸が引っかかって回収できなかった など、捨てるつもりはないが回収できなくなったケースがあると思います。

前者の捨てようとしたケースは、きっと目の前にゴミ箱があればゴミ箱に捨てると予想しています。 そのため、つりコーチではレッスンの際にゴミ箱として利用するバケツの利用をお願いしています。

後者の捨てるつもりがなかったものに関しては、届くところにゴミが飛ばされてきたり色が絡んだ枝が岸に流れ着いたときにゴミ拾いとして回収すればゴミを減らすことができます。

また、釣り人やつりコーチのバケツをもった人がゴミ拾いをしている姿を地元の方が見たらどう思うでしょう?

1回だけならなんとも思わないかもしれませんが、同じ人でなくても同じようなバケツを持ってる人がよくゴミを拾いをしてるなー、釣りの格好をしてる人がゴミを拾ってるなーと認識してくれる方が増えれば、結果として釣りをしている人への好意的な認識に変わっていきます。

釣り場の地元の方から嫌われるような行為が多ければ、釣り禁止への道をたどります。 その逆に地元の方に釣りをしている人たちが好意的な認識になれば、釣り禁止になることを防ぐことになります。

さらに、コーチがゴミ拾いをしている姿をレッスン前の生徒に見せることができれば、生徒も「釣りをするってことはごみ拾いもするものなんだな」という「常識」を植え付けていくことができます。

良識が常識になることでたとえゴミを捨てる人が0にならなくても、回収できないゴミがあったとしても、釣り人みんなでゴミをゼロにしていくこと、釣り場を守っていくことは可能だと考えています。

釣り場を守り、ずっといつまでも釣りを楽しんでいくためにも、釣りの常識をつくっていきましょう!