【釣りポイントさらし】についての考え

TwitterのDMや直接釣り人の方につりコーチを案内していて、「ポイント晒しにつながるから遠慮します」という声を聞くことがよくあります。そこで、ポイント晒しについて、つりコーチ運営会社の代表である私、五十嵐の考え方、つりコーチとしての取り組みを説明します。

<私、五十嵐の考え>

釣りポイントの詳細をネットなどで公表することには基本的にはいいことと考えていません。言い方はきついかもしれないですが、むしろ悪であるとさえ考えています。

私自身は近所の川で鯉やナマズをメインに週3くらい釣りをしています。普段ほとんど釣り人がいないポイントなのですが、たまに普段見かけない方々が団体で釣りをしにくることもあり、一部にやけに近いところにキャストする方や、駐車違反やゴミのポイ捨て等マナーが悪い方を見かけることがあります。

私にとってはそれらのポイントは自転車で気軽に行けて、のんびり釣りを楽しむことができるとても幸せな時間を過ごすことができるとてもとても大切な場所です。

マナーよく釣りを楽しむ方がすでにポイントに入っていることはもちろん全然構いません。早いもの勝ちですし、別のポイントに行けばいいだけです。先に入ってる方と情報交換をしたりするのも楽しみの一つです。

どこの皆さんも同じだと思うのですが、地元の釣り人はそこが釣り禁止になったら困るので、当たり前にマナーを守ります。

ゴミを捨ててそのままにしておくこともありませんし、車や人がどう近くの道を通っていくのかも把握しているので迷惑になるところに違法駐車するようなこともしません。

しかし、ネットで釣りのポイントを知った地元でない方は、どうしてもその意識があまり高くないのではないかと思うのです。

私自身、他所の釣り場に行ってももちろんゴミを捨てたり、違法駐車をするようなことはしませんが、「この釣り場で釣りができなくなったら困る!」とまでは強く意識はしていません。ただ、マナーとして「釣りをさせていただいている地元の方に迷惑をかけるわけにはいかない」とは考えて行動はしているつもりです。

他には自分のよくいく場所では、普段から釣り人=不審者とみられないためにも、積極的に挨拶をしたり、会話をするなどしてできる限り、嫌われないようにして釣りを長く続けられるように気をつけています。

私は釣りができる場所というのは、地元の方の寛大なご配慮のもと「釣りをさせていただいている」だけと考えています。

釣り堀など有料なところ以外では、釣り人に釣りをさせたところで大したメリットはありません。むしろ、ゴミ問題・違法駐車・その他のマナー違反などで迷惑を被るデメリットの方が大きくなる可能性が少なくありません。

そのため、釣り禁止にしたところで釣りをしない人にとってはデメリットはあまりないのです。

そう思うからこそ、「ちょっとしたことでいつでも釣り禁止になるかもしれない」という危機感を常々持っています。

つりコーチを作った理由のうち、1つは「この釣り場がなくなる」という問題をなんとかしたいという思いからです。

釣り業界としてマナーの大幅な改善がされない限り、遠くない未来で管理釣り場や釣り公園以外での釣りが全面的に禁止される可能性さえあると考えています。

正直なところ、釣り業界全体をなんとかしたい!という思いよりも、「一釣り人として一生釣りを楽しみたい」という思いから、つりコーチのプロジェクトはスタートさせています。

釣りのポイントを知りたい!というのは、とってもよくわかりますし、私自身も知りたいです。欲望だけを言えば、釣れるポイントをできるだけ具体的に知りたいです。ポイント紹介をしている書籍も購入します。

しかし、相当ケアしないと、上記のように釣り禁止になる大きな危険性をはらんでいます。

<つりコーチの取り組み>

つりコーチも「他所の人を地元の釣り場に案内して釣りを教える以上ポイント晒しになるのでは?」と言われれば、YESです。

しかし、私は今後、今まで以上にTwitterやインスタグラム、Youtubeなどに釣りに関する情報は絶対に増えていき、意図的でないものもふくめて、ポイント晒しになる情報は爆発的に増えていくと考えています。

ポイント晒しはマナー違反だとどんなに言っても、同じ釣り場で釣りをする人100人のうち1人でも公開してしまったら、ポイントさらしになります。そう考えるとこれまでと同じ方法ではポイント晒しを防ぐことはもう無理なのではないかと思うのです。

それであれば、ポイントを"晒す"のではなく、実際に地元に釣りに来てもらい、釣りのマナー・地元ならではのマナーもコミで釣り場を案内、指導して、釣り場ごとにマナーのいい釣り人を増やしていき、同時にゴミ拾いもしていく、地元のお土産や飲食店を紹介することで、釣り場を守り、地元の方の応援も受けることができるようにすることができるのではないかと考えています。

釣り場を守る上で、「ポイント晒しをしない」という行為を守りの姿勢と考えた場合、レッスンでマナー教育・ゴミ拾いをしていく・地元をおすすめすることは攻めの姿勢になるのではないと思うのです。

地元の方に自身の釣り場でレッスンをしてもらう理由は、単に釣り場をよく知っていることだけでなく、その釣り場がなくなったら困るという高い意識を持っているからでもあります。その意識をもっているのは有名なプロでも、釣りが上手い他所の人でもなく、釣りを愛している地元の方なのです。

釣りコーチでは、不特定多数にはポイントを知られないように、レッスンを公開する時点で「市町村」までしか場所についての情報は出しませんし、住所や地図の表示もしません。川や漁港の名前くらいはテキストでだすことはあります。

具体的な場所はレッスンを購入し、現地でコーチと合流してから知ることになりますので、コーチは移動中に一緒にゴミ拾いをしたり、地元のマナーを伝えることができます。

また、レッスンを受けた生徒に対しても、特にポイントさらしに関して啓蒙しています。 https://info.tsuri-coach.com/entry/2021/05/15/225747

悪気のないちょっとした1枚の釣果写真からポイントがバレることもあります。

マナーのいい釣り人を1人増やせば、その釣り人が地元に戻って友達釣り人に伝える、子供に釣りを教えるときにマナー込みで教えるなどで、どんどんマナーのいい釣り人を増やすきっかけになります。

私は、一生釣りを楽しみたいからこそ、つりコーチを作りました。 つりコーチが広く受け入れられ、多くのコーチが登録されていけば、確実に釣りの未来を変えていくことはできます。

是非、釣りの未来を明るくするためにも、つりコーチを応援ください!

釣り歴が浅くても、初めて釣りをする方や自分よりも釣り歴が浅い方、他所から来た方へレッスンできる内容はあります。それは別の記事でまとめますが、「自分はコーチなんて」と思わずに、是非コーチになって、一緒に釣りの未来を変えていきましょう!

つりコーチの会員登録はこちら

https://www.tsuri-coach.com/register

公式Twitterアカウントつりコーチ (@TsuriCoach) | Twitter ではコーチ登録で気になること、登録でわからないことなどをDMでお答えしています。どんな小さなことでもお気軽にお声がけください。

プレスリリース(オープンβ公開)2021-07-07

「釣りで副業!!現地釣り人のマンツーマンレッスンを通して持続可能な釣りの未来を作る!」

2021年7月7日、株式会社マナブ・イガラシは釣り指導のマッチングサービス「つりコーチ(https://www.tsuri-coach.com/)」のオープンβ提供開始しました。

「つりコーチ」は有料で釣りを教えてもらいたい人と、釣りを副業にしたい人のマッチングサービスです。 釣りを指導する人は自分の地元の釣り場で釣りをレッスンとして販売することができます。

釣りにおいて、道具やテクニック以上に、その土地・ポイントの情報が重要な役割を持っています。 釣りのプロでも初めての場所では、地元の釣り人よりも釣ることは困難です。

また、釣りはネットや書籍などの情報が豊富にありますが、それでも実際に人に教えてもらわないとなかなかわからないことが多く、独学で魚を釣れるようになることが容易ではありません。

「つりコーチ」ではこれらの問題を解決するために、「地元の釣り場を案内できる人=コーチ」がそこでどんな魚をどんな釣り方をマンツーマンで教えてあげるかを「レッスン」という形で販売することができ、教えてもらいたい人は、どんな場所で、どんな魚を、どんな釣り方で、どんなコーチに教えてもらいたいかを選んで、レッスンを購入することができます。

コーチと予定の調整、サイト上で支払いを行い、当日は現地で待ち合わせをしてマンツーマンレッスンをします。

料金は90分3000円からで内容によらずレッスン時間・コーチのランクによって固定としシンプルでわかりやすい料金になっています。


つりコーチは「一生釣りを楽しみたい!」という思いをもって、開発しています。

現在の釣りの世界では、大きく2つの問題があり、今のままでは釣りの未来は明るくはありません。その問題とは一つは「釣り人口の減少」、もう一つは「ごみ問題」です。

釣り人口の減少は、これまでの釣りが初心者に優しくなく、深くハマったユーザーしか残らないことが一つの原因と考えられます。 「つりコーチ」では現地でマンツーマンレッスンを通して、最初のなかなか釣れない時期を越えて深く釣りを好きになることができます。

もう一つのゴミ問題についても取り組みます。 海や川、湖など釣り人が捨てたと思われるゴミが問題視され、立入禁止になっている場所が増えてきています。

つりコーチでは、コーチの登録申請時に、レッスン時にゴミ箱として使うためのバケツの写真を必ず登録する必要があります。レッスン時にはそのバケツをもっていき、生徒とともにゴミ拾いをしつつ釣りをすることで、「釣りをすること」に「ゴミ拾い」が含まれていることを体験を通してコーチ、生徒ともに浸透させます。

さらにつりコーチでは、コーチのランクによって手数料を下げる、レッスン上限価格を上げる事ができ、レッスンの実績を重ねることでランクアップすることできます。

コーチがゴミ拾いをした実績をTwitterに投稿し、運営が確認して釣りレッスンの実績と同様にランクアップの指標として、ゴミ拾いをすることでレッスン売上の向上を目指すことできるようにしています。

これらの取り組みにより、釣りの世界の問題の解決を目指し、一生釣りを楽しむことができる「持続可能な釣りの未来」を作っていきます。

近日中にコーチが使用するバケツに貼り付けるステッカーをコーチ全員に配布するためのクラウドファンディングの実施も予定しています。

株式会社マナブ・イガラシでは、「教育+X+テクノロジー」をコンセプトにサービス提供しています。

エンタメ+教育=検定・クイズ投稿サイト「けんてーごっこ」

ゲーム+教育=世界旅行ゲーム「ワールドクエスト」

など、教育の力を他のジャンルで活用することで大きな効果を期待します。

本件は、釣り+教育でもっと釣りを楽しくしながらも、持続可能な釣りの未来を作る仕組みを構築しています。

つりコーチに関する思いやより詳しい内容を資料にまとめています。以下からダウンロードすることができます。 https://info.tsuri-coach.com/entry/doc20210707

Twitter:https://twitter.com/TsuriCoach

コーチの心得

コーチをする上で、是非お願いしたい心得(こころえ=気持ちの持ち方)を書いてみます。

あなたは地元の代表です

あなたの地元にあなたに教えてもらうためにやってくる釣り人にとって、あなたは地元の代表です。 あなたのレッスンが楽しくて、行動が素敵であれば、あなたの地元のことも好きになります。

テレビやネットであなたの地元の名前が出るたびに、「○○さんのところだな」「あそこはいいところだな」と思い出すでしょう。

逆に魚が釣れる釣れないに関わらず、あなたの態度が横柄だったり、悪い思い出が出来ると「○○市には行きたくない」とさえ思うでしょう。

あなたの行動があなたの地元の評価に直結するという気持ちでレッスンに挑みましょう。

魚が釣れるか釣れないかは運やタイミングもあるから仕方ありませんが、それでもレッスンを楽しんだり、釣りを好きになる、地元を好きになってもらうことはできます。

レッスンのあとに、美味しいラーメン屋さんを紹介してあげるなど、地元の代表だという気持ちでコーチをしてみることをおすすめします。

あなたは釣り人の代表です

初心者にとって釣りを教えてくれるあなたは初めて釣り人を会話する相手かもしれません。

そのあなたがマナーにかけた行動をすれば「釣り人はマナーが悪い」「釣り人は態度が横柄だ」という評価になります。

あなた一人の評価でなく、「釣り人」全体があなたのような人だと思われるのです。

釣りのおしえ方がうまいかどうか、釣れるかどうかでなく、マナーや丁寧な接し方、相手を思いやる行動があるかどうかで釣り人全体、釣り業界全体の印象は大きく変わります。

新しい釣り人が増えることは釣り業界の活性化、将来に渡って釣りを楽しむためにもとても大事なことになります。

あなたは釣り人代表であると思った行動を心がけてください。


これだけ見るととても責任重大に見えますね。でも、地元にとっての1人目、釣り人にとっての1人目があなたになるかもしれません。楽しいレッスンができればきっとあなたは憧れの釣り人と思われることでしょう。

大きな魚を釣ることよりも、釣りの楽しさを伝えられることは釣りの未来のためにも重要なことと思います。

こんなコーチは嫌だ

こんなコーチは嫌だという例をあげてみます。 言われなくても当たり前のことや、言われてみればということも多々あると思います。 目を通して、自分の行動の参考にしていただければと思います。

参考:コーチとしてのマナー

メッセージの反応が遅い

予約を申し込む際や質問の返答が遅いコーチ。嫌ですよね。 予定がすぐに見れないなら、「すみません、○時までに予約を確認して返答します」だけでも出来るだけ早く返しましょう。

すべてのメッセージに即答しろとは言いませんが、予約時のメッセージの返答が遅いと、他のコーチのレッスンを申し込んでキャンセルされる確率が上がると思われます。

生徒も「○時に返答してくれる」とわかればそれまでは他のコーチのレッスンを申し込んだりはしないで待ってくれるでしょう。返答するあなたも面倒かもしれませんが、生徒はお金を払ってはるばる遠くからあなたの地元に来ようとしているのです。思いやりの気持ちをもって接しましょう。

メッセージの態度が悪い

予約確認や質問の返答の態度が悪いコーチ。嫌ですよね。キャンセルしたくなりますよね。 あなたにとって当たり前のことでも、釣り歴が短かったり、全くない生徒にとっては未知の事だらけです。 質問にはできるだけ丁寧に答えてあげてください。

  • 余計な事を言う

生徒:○月○日 10:00から予約できますか? コーチ:プロフィール見ました?見てわかるでしょう?

→私ならこの時点で絶対に予約しませんね。

正解はこちら

生徒:○月○日 10:00から予約できますか? コーチ:はい!空いてます。是非お申し込みください。よろしくお願いします。

  • グチる

生徒:道具一式のレンタルもお願いしたいと思います。 コーチ:初心者ですよね。壊されそうだからちょっと嫌ですね。

→そういう人は人に道具を貸してはいけません。壊してしまうような使い方をしないように現場で丁寧に教えればいいだけです。

  • ちゃんと教えてくれない

生徒:エギってなんですか?どこで買えばいいのでしょうか? コーチ:そんな事も知らないの?ググればいいでしょう?

→説明不要ですね。

99%の人はこんなことを言わないとは思いますが、自分の発言が釣り人全体への印象、釣り業界全体の印象になってしまうかもしれないことをふまえて、発言には気をつけてください。

ルール違反をする

コーチがルール違反をして、生徒になあなあにしてしまうコーチ。そんなコーチ嫌ですよね。

  • 駐車禁止

生徒:駐車場はどこになりますか?駐車禁止の標識ありますし。 コーチ:この辺の釣り人は皆ここ止めてるから大丈夫だよ

→ちゃんと駐車場を案内してください。あなたの行動が生徒の模範になるようにしてください。

何を言ってるのかわからない

何を言ってるのかわからないコーチ、嫌ですよね。

何を言ってるかわからない理由は以下があります。

  • 声が小さい → はっきり、大きな声を出す
  • 早口で聞き取れない → ゆっくり話す
  • 専門用語が聞き取れない → わからないことあれば聞いてくださいと言っておく
  • 現地の言葉や方言が聞き取れない → 確認されたら教えてあげる

特に1つ目の「声が小さい」のは、釣り場で風が強かったりするとなおさら聞き取りづらいので、気をつけてみてください。

社会人としてのマナー違反

  • マスクをしない

マスクは絶対にしてください。 あなたがコロナに対してどんな考えを持っていたとしても、外だから換気が完璧で密でなく、ディスタンスが取れていても、絶対にマスクを付けてください。 生徒は釣りが上手で釣りを教えてくれるあなたに、「マスクをしてください」とはなかなか言いにくいです。 あなたの常識では問題ないと思っても、気になる方は気になります。確実に鼻までマスクをするようにしてください。

  • ポイ捨て

釣り場だけでなく、レッスンに向かう途中に車の窓からタバコの吸殻ポンポンしたり、釣りの仕掛けを現場で作って切れ端の糸をぽいっと捨てたりしちゃだめですね。

あなたの行為を生徒は見てます。生徒はあなたの釣りやおしえ方が丁寧だったり、上手で釣りを楽しむことができればできるほどあなたを信頼します。あなたがしている行為は正しい行為に見えますので、小さなゴミも捨てないでひろう。たったそれだけのことに見えますが、その行為が釣りの未来を作るのかもしれないと思ってください。

  • 地面や水面につば、タンを吐く

一人で釣りをしているときならまだしも、一緒にレッスンしている生徒がいるところでつばやタンを吐くコーチとか嫌ですよね。

出るときはティッシュにするなりしましょう。

  • ちゃんとあいさつをしない

生徒:おはようございます。○○と申します。今日はよろしくおねがいします。 コーチ:うぃーす

→相手がちゃんとあいさつしてるのに、ちゃんと返せないのは社会人としてのマナー違反です。 生徒ははるばるあなたの地元まで来てくれたのです。地元を代表し、釣り人を代表して気持ちいいあいさつをしましょう。

例:今日は○○まで来てくれてありがとうございます。コーチの○○です。どうぞよろしくおねがいします。わからないことあったら何でも聞いてくださいね。 最初はなかなか慣れないかもしれませんが、心がけてみてください。

  • タバコを吸いながらレッスンする

あなたが入った店の店員がタバコを吸いながら接客したらどう思いますか? 釣り場は外ですが、タバコを吸いながらのレッスンはマナー違反です。 電子タバコでも同様です。タバコを吸いたい方はレッスン前に自身の車の中など吸ってもいい場所で先に吸っておきましょう。 生徒もタバコを吸う場合はそこがタバコを吸っていい場所であれば、携帯灰皿を持った上で一言生徒に声をかけてから吸いましょう。

生徒をないがしろにする

見知らぬ土地に来た生徒にとってあなたしか頼れる人はいません。そんなときに生徒をないがしろにしてしまうコーチ。嫌ですよね。

  • 地元の人と長話をしてしまう

生徒と一緒にいるときに、生徒を放置して地元の人と長話をしてしまうのは避けましょう。 「今、お客さんと一緒なので後で!」と一言いって切り上げましょう。

釣りが始まった後ならまだしも、移動中に生徒をぽつんと孤立させるようなことは避けましょう。

  • 生徒を「これ」扱いする

釣り場で地元の人に会ったときに「今日、これだから」などと生徒のことを「これ」呼ばわりとかされたら嫌ですよね。

もしかしたら、その地元の方はあなたがつりコーチでコーチをしていることを知っていて、あなたはつりコーチバケツを刺して「これ」と言ったのかもしれません。 それでも、後ろにいる生徒からはそれが見えずに自分のことを「これ」と言われたと感じるかもしれません。

「今日はレッスンなんですよ」など、生徒が聞いたときに嫌な感じがしないか気をつけましょう。

  • 釣りに熱中してしまう

釣り人の性で釣りができるところで釣れそうだったら釣りしたくなるのはわかりますが、レッスン中は生徒のレッスンに集中しましょう。

「あそこに投げたら絶対に釣れる!」と思ったら生徒に釣らせてあげてください。 生徒が投げるのが得意でなければ代わりに投げてあげてもいいでしょう。

もし、あなたが釣りをして釣り上げてしまったりしたら、生徒が釣れる確率が下がってしまうでしょう。

自分勝手

  • 場所取り

レッスンで生徒に釣ってほしいポイントに他の釣り人がいた場合。その釣り人を生徒のためにどかしてしまうコーチ。生徒は恐縮しまくります。そのどかされてしまった釣り人のことを考えるとレッスンを楽しめません。

どうしてもこのポイントがいいという場所がある場合は、生徒と待ち合わせをする前にポイントにいって予め場所を確保しましょう。 長時間の場所確保はそれはそれで釣りのマナー違反ですので、直前に確保しましょう。

格好

  • サングラスをしたまま挨拶する

釣りでサングラスは必須アイテムですよね。水面を見やすくする、太陽から目を守るなどなど。 しかし、最初の挨拶のときだけでも、サングラスは外しましょう。 サングラスは相手から目が見えないので、どうしても強面に見えがちです。 自分の見知らぬ土地で、初めての相手に会うのに、相手がサングラスをかけたままではどうしても不安に感じてしまいます。 サングラスは釣り人ならして当たり前だからそのままでいい、ではなく、挨拶のときだけでもまずはサングラスを外して挨拶をしましょう。

  • 清潔感にかける

最低限の清潔感は気をつけましょう。 どんなに釣りが上手くても、身なりが汚い、匂いがきついのは嫌ですね。

釣りをする場所は外ですから室内に比べれば匂いはそれほどではないでしょうが、一緒に車で移動するなどのときに自分が気にならなくても初めての方は結構気になってしまうものです。

下着を変える、洗髪する、顔を洗う、歯を磨く等の最低限の身なりは整えましょう。

また、糸の結び方や道具の使い方を教える際に指に注視することがよくあるかと思います。 爪もちゃんと切っておきましょう。

釣りブランドで揃えたりおしゃれな服の方がいい、役所の職員や店舗のスタッフくらいの清潔感を目指すというほどでなくてもいいので最低限身なりを気をつけましょう。


一つひとつのことを覚えたりする必要はありません。

自身が初めて釣りをしたときにそういうことを言われたら、そういう態度を取られたら「釣りを好きにならなそう」ということをしない だけを気をつければ大きくずれることはないでしょう。

是非、初めての方には釣りを好きになってもらえるようにして生徒に憧れられるコーチを目指しましょう!

なぜゴミ拾いでコーチランクアップ?

ゴミ拾いでコーチのランクアップをする理由は、そのコーチが釣りの未来に貢献しているからです。

釣り場のゴミ問題はとても大きく、それによってその場所が釣り禁止になることはとても多くあります。 そういったことを防ぐためにも、ゴミ拾いをすることは釣り場を守ることになります。

「釣りをするところでゴミを捨ててはいけません。ゴミは持ち帰りましょう」ということは誰でも知っています。 それでも釣り場にゴミがあるのは、いくつかの理由があります。

  • 手が汚れるのが嫌で捨てた
  • ゴミを持ち帰るのが面倒だから捨てた など捨てようとして捨てたというケースと

もう一つは

  • ゴミを捨てるつもりはなかったが風で飛ばされて回収できなかった
  • 届かないところにルアーや糸が引っかかって回収できなかった など、捨てるつもりはないが回収できなくなったケースがあると思います。

前者の捨てようとしたケースは、きっと目の前にゴミ箱があればゴミ箱に捨てると予想しています。 そのため、つりコーチではレッスンの際にゴミ箱として利用するバケツの利用をお願いしています。

後者の捨てるつもりがなかったものに関しては、届くところにゴミが飛ばされてきたり色が絡んだ枝が岸に流れ着いたときにゴミ拾いとして回収すればゴミを減らすことができます。

また、釣り人やつりコーチのバケツをもった人がゴミ拾いをしている姿を地元の方が見たらどう思うでしょう?

1回だけならなんとも思わないかもしれませんが、同じ人でなくても同じようなバケツを持ってる人がよくゴミを拾いをしてるなー、釣りの格好をしてる人がゴミを拾ってるなーと認識してくれる方が増えれば、結果として釣りをしている人への好意的な認識に変わっていきます。

釣り場の地元の方から嫌われるような行為が多ければ、釣り禁止への道をたどります。 その逆に地元の方に釣りをしている人たちが好意的な認識になれば、釣り禁止になることを防ぐことになります。

さらに、コーチがゴミ拾いをしている姿をレッスン前の生徒に見せることができれば、生徒も「釣りをするってことはごみ拾いもするものなんだな」という「常識」を植え付けていくことができます。

良識が常識になることでたとえゴミを捨てる人が0にならなくても、回収できないゴミがあったとしても、釣り人みんなでゴミをゼロにしていくこと、釣り場を守っていくことは可能だと考えています。

釣り場を守り、ずっといつまでも釣りを楽しんでいくためにも、釣りの常識をつくっていきましょう!

ゴミ拾いでランクアップ

レッスン以外にも、釣り場などのゴミ拾いによっても実績を積むことができます。 30分程度のゴミ拾いは1回のレッスン相当と判断します。

ゴミ拾いの実績は、実際にゴミ拾いをした場所で集めたゴミの写真をTwitterでツイートします。 運営がそれを見て判断します。

なお、ゴミ拾いする場所は自身の地元だけでなく、レッスンに赴いた場所でも構いません。 ゴミ拾いの場所は釣りが出来る場所がベストですが、お近くの釣り場がきれいに保たれていたらその周りの場所でも問題ありません。

関連:なぜゴミ拾いでコーチランクアップ?